2008年6月12日木曜日
野鳥と遊ぶ:ロゼーラ
● ツガイのロゼーラ:窓ガラス越しに撮っています。
野鳥と遊ぶ:ロゼーラ
━━━━━━━━━━━━
「Rosella」、ワインの「ロゼ:rose」に、引き伸ばし音の「lla:-ラ」で、「ロゼーラ」。
英名:Pale Headed Rosella:ペール・ヘデッド・ロゼーラ。
「ロゼラ」という表記も多い。
よって、検索ではロゼラとロゼーラの2つでやらないと全検索というわけにはいかない。
Wikipediaの自動翻訳では「和名:ホオアオサメクサインコ」で出てくる。
稿末のゴールドコースト観光局のホームページでは「ロゼーラ」となっていますので、これを採用しています。
俗称「豹柄インコ」
● ペイル・ヘデッド・ロゼーラ
引っ越してきた当初、よく来ていた鳥がこのロゼーラ。
レインボーロリキートの向こうを張るほどにキレイなオウム。
ビニールのエサ袋にはこの鳥が印刷されており、絶対に間違いのないエサの買い方ができた。
だがこの鳥、ひじょうに警戒心が強い。
人の姿が見えるとすぐに逃げてしまう。
その残りのエサを鳩が食べてしまうので、だんだん来なくなった。
●ロゼーラ
ところが最近はどういう風の吹き回しか、ちょくちょく顔を見せるようになり写真も撮らせてくれるようになった。
きっと、「私の美形をインターネットに載せてください」と要求しているのでないかと思っている。
確かに「美形」だ。
色を抑えた美しさだ。
ガラーの桃色はちょっと気色が悪い。
レインボーロリキートのカラフルさは、やりすぎ。
コッカツーは黄色が僅かににじむ白色の単純色。
グラビア四大鳥はそれぞれ、色彩の特徴を持っている。
イメージとしての話だが、この鳥、女性系に属する。
レインボーロリキートやコッカツーは男性系。
ガラーは中性系である。
●ロゼーラ
そのせいか、近くによって撮れる鳥ではない。
僅かな身振りで、瞬時に逃げていってしまう。
部屋の中から悟られないようにソーッツと、ガラス越しに。
午前中は太陽の光が反射して、ガラスに室内が映ってしまう。
その分、こちらの動作が見難いので、窓に近づくことができる。
午後がいいのだが、注文通りには来てはくれない。
フラッシュをたくと、写真のようにガラスに発光が白く写ってしまう。
あくまで小さなデジカメでの撮影範囲のことである。
●ロゼーラ
「ハニーイーター」の稿で載せた花を大きくしたのが、下の写真。
ロゼーラがこの花を目当てに必ずやってくる。
というのは、来たか来なかったかが明確に分かる方法で花を食べるからである。
ハニーイーターとは「蜜を吸う」ということで「ミツスイ」と呼ばれるが、この鳥は花の蜜を食べるのである。
写真でわかるようにこの花、針金のような花びらをもち、それがヤマアラシのように突き出ている。
マイナーやハニーイーターは上手にクチバシを花芯に突っ込み蜜を吸う。
ところがロゼーラはオウムのため、クチバシが丸く回り込んでいるため、先を突っ込んで蜜を吸うというようなことはできない。
どうするか。
●針金のような花びらをもっている花で、横についているのがつぼみ。
これが実に器用なのですね。
足をまるで手のように使うのです。
片足でしっかりと枝を握り、他の片足で花の根元をむしり採るのです。
そのもぎり採った花を口先に持ってきて、丸いくちばしで針金のような花びらをすべておとし、最後に花の芯をむしゃむしゃと食べるのです。
よって、ロゼーラの食べた花の下には、針金のような花びらが散乱していることになり、この鳥がきたことがひと目で分かってしまうのです。
ということはどうなるか。
この鳥がくると咲いている花のほとんどが落とされ、丸坊主になってしまう、ということです。
ところが写真の木の花はこれでもかこれでもかというほどによく咲く花で、主に夏場に成長して、秋から冬を通して春まで、ほぼ咲いている。
それも、今日丸坊主にされたかと思うと、翌日には多量の花をつけているといった具合なのです。
実にスタミナのある木なのです。
ロゼーラに似合った木の花といえるかもしれない。
●ロゼーラ:分かりにくいかもしれませんが、左足で花を掴んでいます。
鳥の足の構造にはいろいろあるようです。
枝をつかめないためプラバーは木の枝に止まれない。
ところがロゼーラの足は人間の手の指のように曲がり、更に驚くべきことに膝の関節が動いて掴んだものを口先まで持ってこられるのです。
人間にたとえれば、足の指で箸をもって食事ができるということになります。
これは足というより、手といった方がいい。
下記のサイトに写真があります。
『
★ Pale-headed Rosella
http://dl.id.au/g.php?i=180&g=top
●足を器用に使うロゼーラ
』
ビデオでも見られます。
『
★ Pale headed rosella [58秒]
http://jp.youtube.com/watch?v=RRnWY2bVjN8
』
●最近とみにエサ台にやってくるようになったロゼーラ。
ということは、望遠さえあれば気軽にいい写真が撮れそうな鳥。
普通のビデオはこちら。
『
★ Pale-headed Rosella (Platycercus adscitus) Filmed at Dayboro [42秒]
http://video.google.com/videoplay?docid=1292986247576270874
★ Pale Headed Rosella [61秒]
http://jp.youtube.com/watch?v=Z7vREJZty24
』
●ロゼーラ
●ロゼーラとブラックダック
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Pale headed Rosella」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Pale Headed Rosella - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Pale-headed_Rosella
』
【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】
5倍光学望遠のコンパクト・デジカメを購入しました。
見事に拡大されたロゼーラを載せておきます。
● 5倍ズームで撮ったロゼーラ
【■ 補記:クリムソン・ロゼーラ】
━━━━━━━━━━━━━━━━━
なを、ロゼーラには「Crimson Rosella : クリムソン・ロゼーラ(あるいはクリムゾン・ロゼーラ)」という真っ赤な胴体に、真っ青な尻尾がさえている鳥がいる。
和名「ヒラオインコ」、俗称「赤青(セキセイ)・ロゼーラ」。
これは人になつきやすく、頭や肩、手のひらにも止まり、観光として餌付けも楽しまれている。
その関係で単に「ロゼーラ」というと、この鳥をさす場合がある。
ゴールドコースト観光局のホームページに出てくるロゼーラはこの鳥である。
『
★ ゴールドコースト観光局
http://www.verygc.jp/recommend/world_natural_h.html
★ ラミントン国立公園日帰りの旅:25today - オーストラリアの最新情報を提供 Powered by 日豪プレス
http://top.25today.com/column/minogase/2005/0508.php
』
〇 Crimson Rosella:[Wikipedia]より
』
【Top Page】
_
folder(J50)