2008年5月22日木曜日
野鳥と遊ぶ:ピーウイー(マグパイ・ラーク)
● 愛称「ピーウィー:PeeWee」
野鳥と遊ぶ:ピーウイー(マグパイ・ラーク)
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カラスに白を混ぜて小型にしたのがマグパイ。
白黒が半々ほどで、さらに小さく鳩ほどになると、可愛いマグパイになる。
「マグパイ・ラーク」、いうばれば「マグパイ・ヒバリ」。
「ひばり」です、可愛いわけです。
愛称「ピーウィー:PeeWee」。
ピーウイーとは「かわいい子」という意味で、同じ種族のマグパイの嫌われ度と対をなしている。
鳴き声も「ピーウイー」もどきで、「ピー、オ、ウィッ」あるいは「ホッツ、ピッツ、ウイー」と聞こえ、トーンの高い声である。
歩き方が面白い。
進むたびに頭を前に突き出し、足が接地すると、後ろに引く。歩きのバランスをこの頭振りでとっているみたい。
昔、頭を前後に振りながら歩く鳥のオモチャがあった。
あれを想いだす。
それに飛び方も面白い。
急角度なんのその。
クイックーといった感じで急角度を自在に飛ぶ。
飛行には自信があるようで、一瞬で大地を離れる。
「飛ぶぞー」と思って飛ぶのではなく、「とぶ」と思ったときはすでに体は宙に浮いている。
よって、小さい体で逃げ足すばやく、なかなか写真を撮らしてくれない。
これもホームページの多い鳥である。
それだけ好まれているということだろう。
『
★ 怠け者の散歩道
http://ele-middleman.at.webry.info/200606/article_79.html
シドニー市内の公園や植物園などを散策していると,カササギかムクドリのような感じで白と黒の2色になっている鳥が草地を歩き虫などをついばんでいるのをしばしば見かける。
Dymocksで購入した『Birds of Australia』で調べてみたら,マグパイラークという鳥だと分かった。
和名を「ツチスドリ」と言うらしい。
マグパイラーク(Grallina cyanoleuca Latham)は,カラス科に属し,オーストラリアのほぼ全域に分布する鳥ということだ。
マグパイラークは,雄と雌とで体色が異なっているのだそうで,私が観たものはどれも雄鳥だったようだ。
雄鳥では目のあたりの黒い色の模様が横になっていて,嘴の下の喉のあたりも黒いのに対し,雌鳥では目のあたりの黒い色の模様が縦と横になっていて,喉のあたりが白いという点が異なっているらしい。
マグパイラーク(Magpie-lark)は,「ラーク」という名がついているけれどもツバメの仲間ではなく,カラスの仲間なのだそうだ。
そもそも「カラスの起源」はオーストラリアにあると考えられているとのことで,図鑑によれば,オーストラリアには実に多種類のカラスの仲間が存在する。
カラスは鳥類の中でも最も頭脳が優れていると考えられているから最も進化した鳥類とも言えるわけだが,そのような鳥がオーストラリアで発生し,世界に広がったらしいということを知ると,色々と考えてしまうこともある。
』
コカツーは窓台にきて網戸を喰いちぎってエサを催促する。
ピーウイーは窓台にきてサッシのガラスを「コツコツ」とクチバシで叩く。
「いますよ、来てますよ」と言っているみたいだ。
その分でもかわいい。
「エサくれ」とは言わない、ただ遊びにくるだけ。
パンを水に浸しておくと、まずピーウイーがひょいとやってきてツツーとパンの端っこをさらう。
それを見ていたロリキートが大挙して枝から降りてきて、ピーウイーはのけ者にされ、ウロウロする。
次にマグパイがやってきてロリキートのスキをついてパンを狙う、ということになる。
ロリキートは常に集団、マグパイは1羽ないしツガイ。
そして、わたしが出ていってマグパイを追いかけまわす、というルーチンワーク。
ピーウイーはそのパンを加えて川沿いに飛んでいった。
いつも同じルートなので見にいった。
高い木の上に止まり、そしてまたエサを取りにいく。
下からは見えないがきっと巣があるのだろう。
ときどきつがいでやってきて、交代でエサを運ぶこともある。
ピーウイーがエサ争奪戦に参加するのは、この子育てをしているときのみ。
それが済むと、もうパンなど見向きもしない。
まるで近寄ってこない。
近寄るとすばやく逃げる。
●木の上のピーウイー。
下記のサイトは鳥類について知識の豊富な方で、ワグテールのときも参考にさせてもらいました。
サイトの最後に載っており、抜粋ですので詳細はホームページをご覧ください。
『
★ 犬が何をした?[Magpie-lark] 井の頭のできごと 2005年10月
http://homepage2.nifty.com/tnt-lab/nat/inok510/inok510.htm
私がまず興味を持ったのは、その飛行能力です。
とても幅広い翼を持っていて、紙飛行機のように軽々と空中に浮かびます。
ホバリングも空中反転も自由自在です。
直線を飛ぶときはフワフワしたカケスの飛び方に似ていますが、カケスはホバリングはできないし、こんなに自在な空中浮揚はまったく不可能だと思います。
なぜこれほど自在に飛べる必要があるのか、軽々と飛べるとどんな利点があるのか、と考えているのですが、まだよく分かりません。
とにかく、舞っているのを見ていて楽しい鳥です。
日本には相当する暮らしぶりの鳥はいないと思います。
英名は「Magpie-lark(カササギ-ヒバリ)」というそうです。
ヨーロッパにたくさんいるカササギとヒバリを組み合わせたわけですが、安易なような、苦心の作のような名前です。
オーストラリアへやって来て初めてこの鳥を見たイギリス人は、この鳥をどう把握してよいか分からなかったのではないでしょうか。
』
●遠いので「います」といっただけの写真になってしまう
ビデオは下記です。
『
★ YouTube - Shmoo vs Magpie-lark
http://jp.youtube.com/watch?v=W6lf2eKShNo
』
●やはり遠い鳥、ピーウィー
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Magpie-lark」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Magpie-lark - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Magpie-lark
』
【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】
5倍光学望遠のコンパクト・デジカメを購入しました。
さっそく、それで雑木林のピーウィーを撮ってみました。
さすが、望遠付の威力です。
これまで、遠いと思っていたピーウイーが、いともあっさりと手元まで引き寄せられました。
● 近くなった鳥、ピーウィー
● 雑木林の水溜りで
● ツガイで
● ツガイで遊ぶピーウイー
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