● 木に止まったところを何とかカメラにおさめたが。
まるで点景のワグテール。
野鳥と遊ぶ:ワグテール
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背中が漆黒、腹一杯に白色が広がった小さな鳥が「ワグテール」。
カラスに比べて、めちゃ小さい、スズメほどに。
そして、皆に愛されている。
愛される雰囲気を濃厚に持っている。
細そーい足で止まり、長い尾っぽをきびきび振り、その動作が敏捷でなんとも可愛い。
俗称「チュンチュン鳥」。
日本語風にすると「おふり鳥:尾振り鳥」といったところ。
ときどき、その長いしっぽを扇形に広げる。
その姿、なんともすばらしい。
墨絵の世界へいざなわれる。
●飛翔するワグテール:[Wikipedia]より
なんとも絶品ですね。
コカツーの目はまん丸でどうも生気が伝わってこないが、珍しくこいつは切れ目。
そこに白色のアイシャドウ。
白だとシャドウとは言わない、「アイライト」。
下の写真でみるように実際には丸い目で眉毛が真っ白、それが少し離れてみると黒い目が羽根と同化し、白い眉毛が目に見え、切れ目の精悍さに写る。
マイナーの黄色目と同じ現象。
ロリキートやブラック・ダックも同じような目元の特徴を持つ。
この辺の鳥は「目元化粧」が好きなのだろうか。
●ワグテールの姿:[Wikipedia]より
シッポが形がとてもきれい。
その敏捷性に絶対の自信をもっている。
動作の速さ巧みさから、ほとんど恐怖感を持っていないようだ。
ときどき、小さな体なのにカラスやマグパイ、クッカバラを突っついて遊んでいる。
いやがって、でかい図体でカラスやマグパイは鳴きながら逃げ出す。
さらにそれを追いかけて面白がっている。
木の上でなにやらうるさいなと思うと、かならずこの鳥のカラス族へのちょっかい。
ならクッカバラはと思うと、こちらの方はつっつかれても悠然としている。
「ウルサイナ」といったそぶりもみせない。
さすがお仕込みが違う。
優雅さの極地にある。
「王者の風格」。
野ネズミを丸呑みできるパワーを持つ鳥だ。
小さなワグテールを丸呑みするくらいはいともたやすいが、でも、そういう品性のないことはしない。
そのうちワグテールの方が
「アアーア、まったくこいつは何んて鳥なんだ」
といってあきらめる。
本によると「テリトリー意識」が強烈で、そこに入ってきた大きな鳥に勇敢に攻撃をしかけて追っ払ってしまうそうです。
ということは、アレはからっかているわけでもなく、遊んでいるわけでもなく、あくまで生存本能のなせるワザということになります。
軒下でばたばたしているときがある。
くもの巣に引っかかった虫を捕食している。
よってひじょうに近くまで寄ってくる。
真横にとまることもある。
しかし、カメラを向けられるほどに長くはとどまってくれずに、絶えず動き回っており、構えたときはすでにファインダーのなかから消えている。
素人が小さなデジカメで撮るにはちょっと難しすぎる鳥。
努力はしたのだが、あまりに小さい鳥で、望遠なしのカメラではデイスプレイで拡大しても何も写っていないことが多く、どうにも映像のある写真がとれない。
やっとこさ、止まったところを連写したのが上のもの。
これでは小さすぎる。
そのうち何とかしたいとは思っているのだが。
よって掲載写真は「Wikidedia」からの拝借ものになります。
ウエブにワグテールの子育て日記がありましたので紹介しておきます。
下記の内容は抜粋ですので、詳しくはホームページへどうぞ。
『
★ 裏庭の鳥たち
http://home.pacific.net.au/~barts/froggy/willywagtail.htm
8月の下旬ごろ、なんだか鳥がよく来るな~と思っていたら、パティオの屋根の下に巣を作り始めました。
Willy Wagtail (ウィリー・ワグテール)と呼ばれているツバメぐらいの大きさの鳥なのですが。
名前の通り、止まっている時は忙しそうに尾を左右に振ります。
巣を作り始めたのはいいんだけれど、最初1つだった巣がなんと3つになっていて「うちはこのまま鳥のアパートになっちゃうのかしら、、、」と心配していたのですが、巣を作っているのはオスメスのつがい2匹だけ。
どうなってるの?と思い、ウィリーがいない時にはしごに上って巣の中を見てみたら真ん中の巣だけに卵が2つありました。
って事は他の2つの巣は敵をだますためのダミーって事かしら?
卵を温め始めてから約2週間後に雛がかえりました。
でも、卵は2個だったのに、雛は3匹。なぜ???、、、、卵1つが双子だったとか!
ウィリーの主食は昆虫です。
オスとメスが交互に餌を運んで雛に与えています。
(子育ての理想!)庭の虫を食べてもらえるのはうれしいんだけど、雛がかえってすぐのころ、殺虫剤で死にかけてる蛾を外に投げ捨てたら、ウィリーが捕まえて雛に与えようをしていたので、急いで奪え返しました。
食物連鎖の例を身をもって経験、、、もし雛が食べて死んでたら、雛殺しの罪悪感でいっぱいだっただろうなあ。
そして、雛がかえってから約2週間後、、、
成長が早いこと!もう親とそっくり。直径15センチぐらいしかない巣に、大きな雛3匹もいるので本当に窮屈そう。
いつか雛が落ちるのでは?と心配しています。
自慢の尾は短いながら、一丁前にふりふりしてるので結構笑えます。
親鳥はあまり人間を怖がらなかったのだけれど、雛が大きくなってから、すごく神経質になって、私が巣の近くに行くと直ぐ飛んできて威嚇したり、わざと地面を歩いて気を引こうとします。
地面を歩くウィリーの後をついていったら、家の周りを一周してしてしまった。
鬼ごっこやってる場合じゃないでしょ!
約3週間後の朝、巣を見たら、チビウィリーが1匹しかいなくなっていました。
「転落したぁ!!」と思って地面の上を見ても雛はいない、、、「ネコかポッサムに食われた!!」と思ってふとフェンスを見ると、チビウィリーが短い尾を振りながら座っていました。
裏の公園の木に家族みんなで引越したようです。
引越したとはいえ、チビウィリーも親ウィリーもよく遊びにきます。
ただ親ウィリーは以前よりさらに攻撃的になっていて、飛んでるカラスの上に乗っかったりとかなり無謀。
子供を守る親は強し。
』
●ワグテールの巣、親鳥とヒナ:[Wikipedia]より
もう一つ紹介しておきます。
下のサイトの中ほどをご覧ください。この鳥の詳しい説明が載っています。
抜粋させていただきますので、詳細はホームページへどうぞ。この写真も一見です。
『
★ どこにでもいる鳥[Willie Wagtail] 井の頭のできごと 2005年10月
http://homepage2.nifty.com/tnt-lab/nat/inok510/inok510.htm
この鳥の和名は「ヨコフリオウギビタキ」です。
「ヒタキ科オウギビタキ属」だそうです。
「オウギ」とは、開くと扇のように見える長い尾羽を持っているからです。
ただし、ヨコフリオウギビタキは他のオウギビタキの仲間に比べると尾羽を扇のように開くことが少ないようです。
何といってもこの鳥を特徴付けるのは「ヨコフリ」のほうでしょう。
なぜかこの鳥は長い尾羽を頻繁に左右に大きく振る癖があるのです。
激しい動作から静止 状態に移る際、たとえば地上を走ってから停止するとき、あるいは空中を飛んでからどこかに止まるとき、まるで尾羽の慣性で身体がすぐには止まらないよとで もいうように、尾羽を左右に2、3度大きく揺らしてから静止します。
それがとても面白くて、私は初めて見たときからこの鳥のファンになってしまいました。
このペアは公園の池畔の木 で巣作り中でした。巣は地上4mほどの高さの枝上です。
散歩やサイクリングの人が頻繁に通る場所ですが、それを気にすることなくマイペースで巣作りをして いました。
この鳥は人家に巣を作ることもあるそうです。
人々もこの鳥のことをまったく気にしていません。
』
●ワグテールの巣、親鳥とヒナ:[Wikipedia]より
ビデオはこちら。
『
★ YouTube - Willie Wag-tail [53秒]
http://www.youtube.com/watch?v=IJCYqXDO8nM
★ YouTube - Willie Wag-tail 2 [46秒]
http://youtube.com/watch?v=r7_jx9W5W3M
』
下のサイトはワグテイルの童話です。
★ アボリジニ伝説:ウィリー・ワグテイルといういたずら好きの小鳥
http://www.goshuya.com/com/ikeda/abori_fly.php
話題に事欠かない鳥です。
それだけ愛されているということ。
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Willie Wagtail」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Willie Wagtail - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Willie_Wagtail
』
【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】
5倍光学望遠つきコンパクトデジカメを購入しました。
さっそく、それでワグテイルを撮ってみた。
これまでは、まるで点でしかなかったワグテイルが映像として取得できるようになりました。
● 点景が映像になったワグテイル
● 尻尾のきれいな鳥、ワグテイル
● どうも背景が悪い
● ピーウイーに攻撃をしかけようとするワグテイル
● ワグテイルとプラバー
● あとはいろいろワグテイル
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