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● 逃げるヒヨコ、マジにかわいい:[Wikipedia]より
野鳥と遊ぶ:プラバー(マスクド・ラップウイング)
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正式名「マスクド・ラップウイング」、通称「プラバー:Plover」。
私がつけたあだ名は「タキシード・フラミンゴ」。
フラミンゴと比べるとはるかに小さい鳥だが、足が小枝のように細いのでフラミンゴのイメージが湧く。
なんとなく一家言ありそうな「老執事」といった感じで、純白のシャツを着込んでオツにすまし、ダークのタキシード(フロックコートの方が似てるかな)で正装し、ツツーとあるいて止まる、ツツーと歩いて止まっている、そんな印象が持てる。
俗称「ペッペケ鳥」。
庭で見られるヒヨコには2種類がある。
ウッドダックとこのプラバー。
プラバーのヒヨコはまじ可愛い。
乳毛が逆立っており、実にきびきびとした動作で駆ける。
それがなんとも愛嬌がある。
捕まえたくなる。
しかし、そばに近寄ると親鳥が襲撃してくる。
襲撃の様子は下記のサイトで。
日記の一部を抜粋させていただきました。
『
★ タウンズビル南国生活
http://blog.livedoor.jp/kazraasch/archives/2005-09.html
「プラバー:plover」という鳥がいます。
カモメより一回り小さく、スリムで黄色いトサカみたいなものがくちばしの付け根から、下がってます。
声も美しくないし、少々ムカつくので、個人的にはあんまりかわいいとは思いません。
なぜムカつくのかは、ちょっとおいておいて。
で、このプラバー、いつも地上をチョロチョロ歩いてます。
卵を芝生の上に産むので、どうやら木の上では暮らさないらしい。
もちろん、民家の庭先ではなく、うちの隣の小学校の校庭や広い公園で卵を産みます。
そして、先日その卵を初めて発見!
ジャン!eggs
見えますか?草の色とカモフラージュしてる卵が4つ。
ところでー、この写真、卵が画面の中心に来ておりません。
『写真撮るのヘタクソね』と思ったアナタ!
違います。
なぜなら、この写真を撮るのに命がけだったからです。
というのは、親鳥が襲ってくるのですよ!
この鳥、実は産卵の時期になると、周囲に近づくものに目掛けて目の高さまで急接近してきて、1メートル程手前で急に進路を変えて飛び去ります。
しかも、一番近づいたところで、
「ガアアーーーー」とか言い捨てていきます。
しばらく遠ざかるまでこの繰り返し。
で、なぜ、ムカつくかー。
こういう行為自体は防衛本能ですから文句は言いません。
近づきすぎの私が悪いわけです、(ちょっと写真撮るくらい、いいじゃないかー)。
がー、しかしー、
30メートルも離れてるところを歩いてるのに脅かさなくてもいいだろう!!
散歩してる時に、かな~り遠くを歩いているにもかかわらず、急接近してきます。
ああ、うざい。
実際にぶつからないとわかっていても、水平飛行で急に目線の高さまでこられるとやはりビビリます。
まあ、でもですね、今回卵が4つあることに驚き。
何故かといえば、親と歩いている子供はいつも1羽だから。
ということは、何かしらの理由で生存確率が4分の1とか3分の1なわけですね。
それを思うと少々気の毒に。
自然は厳しいなあ、と、しみじみ思ってしまいました。
』
ヒヨコを捕まえようとした。
いくら逃げても飛べないヒヨコなら人の方が速い。
近づいたら防衛本能でしょうか、体を丸め芝の中にうずくまった。
実にこれが不思議。
緑の中では際立っていいはずですが、まるで見えない。
見事に芝と地面の中に隠れてしまった。
下の写真はそのとき撮ったものです。
いかがですか、分かりにくいでしょう、左側にクチバシが見えます。
横でじっと観察したのですが、これでは探すに難しい代物だと納得してしまった。
少し離れると石ころか枯葉が落ちて程度にしか見えない。
頭の上を「キキキキー」と親鳥が低空で威嚇する。
まったく騒がしい。
●うずくまるヒヨコ
卵を地面の上に生み、それを親鳥が暖める。
なぜ、木の上に巣をつくらないのか。
この鳥、枝を掴めないのです。
枝を掴めるような足の構造になっていないようなのです。
ですから枝に止まれない。
いつも地面の上を歩くか、飛ぶかのどちらか。
高いところは、せいぜいのところ屋根を歩くだけ。
もともと水鳥なので枝に止まれないということなのかもしれない。
ということは卵は本来は砂地の上に生むということだろうか。
地面に寝るため、キキキーと夜も鳴く。
木の上なら安全だが、地面の上ともなると、常に用心が肝要。
睡眠不足にならんのだろうか。
●プラバーのつがい。
嫌われランキングからいうと、ナンバーワンはカラス、ナンバーツーはご存知「マグパイ」、どちらもカラス一族でこれはしかたがない。
そしてナンバースリーを「アイビス」と「プラバー」が張り合っている。
プラバーはマグパイと違って別に何も悪いことをしないのだが、ただ攻撃的だということだけで嫌われている。
本当に威嚇はするが何の攻撃もしないのです。
しかし確かに、あの威嚇は「おそろしい」。
繰り返し、繰り返し、飽きずに襲ってくる。
その執念がすごい、脱帽してしまう。
しかし、慣れてくるとこの襲撃がなんとも心地よくなる。
ちょっとした死地に身をおいたような心境になる。
これが快感になる。
イライラ解消にはもってこいかもしれない。
ただし、あくまで慣れたときの話、通常はイライラを募らせるだけ。
かわいいヒヨコのビデオを探したのだが見つからない。
あの動きの速さでは撮り難いのかもしれない。
代わりにしつこいプラバーの襲撃をどうぞ。
『
★ Bird attacking cat [2分]
http://jp.youtube.com/watch?v=iYwpnQ2tZsU&feature=related
』
●プラバーとロリキート。
●エサを求めてやってきたのだが、どうも影が薄い。
我が家の庭のタマゴは孵化しなかった。(『野鳥と遊ぶ[補]:大変だ、プラバーが』参照)
しかし、隣では2羽が孵った。
これが、そこそこ大きくなって我が家の庭を闊歩するようになった。
写真にとろうと数回試みた。
雑木林でみつけて、そこへ駆けていくとすでにいない。
今回は動きを見ていたので隣地に逃げてはいないはずである。
木の下、草の下となめるように調べみた。
やはり逃げられたのかな、と思ってあきらめかけていた。
調べること十分ほど、やっと見つけた。
最初はガマガエルかと思った。
しかし、よっても動かない。
カエルなら逃げる。
クチバシがあった。
●うずくまり、じっと息を殺し、見事に地面に溶け込んでいるプラバーの子。
雑木林のなかでは、これは探すのに難しいわけだ。
左の丸い部分が頭になります。
その先にクチバシがついています。
前にヒヨコを写真にとったときは、上を親鳥が威嚇で飛び回っていた。
ところが、今回はそれがない。
親鳥もうずくまる子鳥の位置を捉えきれていないようであった。
それほどにうまく、地面に溶け込んでいる。
まだ飛べないが、もうこの大きさでは「かわいいヒヨコ」ではない。
子鳥の方が分かりやすい。
「Wikipedia」は下記になります。
日本語モードで「Masked Lapwing」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。
『
★ Masked Lapwing - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Masked_Lapwing
』
【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】
5倍光学望遠のコンパクト・デジカメを購入しました。
ちょうど、数軒先でプラバーのヒヨコが孵って、親子で散歩していましたので撮ってみました。
駆けていけば捕まえられたかもしれませんが、車でしたので、写真を撮るだけにしました。
● プラバーの親鳥とヒヨコ
親鳥は出来が悪いのに、小さいヒヨコはかわいい。
5倍望遠の写真をパソコンでアップしてみた。
見ていて気分の悪くなる鳥であることは、確かなように思えるが。
● 眺めていて気分の悪くなるツラを持つ鳥
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