2008年6月16日月曜日

野鳥と遊ぶ:リトル・コレーラ


 ● コカツーを追い出すリトル・コレーラ。


 野鳥と遊ぶ:リトル・コレーラ
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 「Corella」、ロゼーラと同じ引き伸ばし音の「lla:ーラ」で「コレーラ」。

 トヨタの「Corolla:カローラ」と同じ音である。
 字数ならびに子音はそっくり同じで、母音が1つ違うだけ。

 ちなみに、Wikipediaの自動翻訳だと「コレラ」と表示される。
 この「コレラ」で検索するとトップがWikipedia で、内容は法定伝染病の病名病原菌のコレラである。
 そして、次から次へと病名コレラの情報が出てくるので、これは採用するにちょっと無理がある。

 「Corella」あるいは「コレーラ」で検索してみると、「アンヘル・コレーラ」というバレエダンサーの名前が出てくる。
 世界的に有名なダンサーで、日本でも熱狂的なファンが多いらしい。
 日本語Wikipediaにも載っている。

 サイトを検索したところではカタカナ表記は避け、「Corella」とそのまま書くか、和名「アカビタイムジオウム:赤額無地鸚鵡」で書いている方も多いようです。

 ここでは誰もが納得できる無難なところで、ロゼーラ、カローラ、コレーラと音を踏んで「コレーラ」で統一しています。


 ● リトル・コレーラ。


 コカツーは図体の割りに目が小さい。
 その目を大きくして、目の回りに灰色のリングをつけたのがコレーラ。
 灰色の穴あき銭を目玉に貼り付けたような感じ。
 大きさはコカツーより一回りほど小さい。
 しかし、目玉のせいであろうか若干粗暴の雰囲気を持っている。


 ● リトル・コレーラ。


 頭にトサカのあるのとないのと二種類いる。
 オスメスの違いかと思ったがそうでもないらしい。
 エサ台の二羽は共にトサカがついている。
 どうも種分けがあるように思える。
 と、疑問をもったのだが。

 無駄な骨折り。
 あのトサカは、そう見えるだけでただの羽根であり、羽根を逆立てるとトサカあるいはタテガミに見えるだけ。
 元にもどすと頭の上にスッポリかぶさるようになっている。
 面白くもない疑問であった。
 なを、羽根を立てたとき、これを後ろからみると、頭の天っぺんが「赤い」。
 ちらりと見ただけだが、これは発見である。
 この赤い頭を、上のトサカ羽根がすっぽりと傘のようにおおう、というわけである。


 ● リトル・コレーラの羽根冠、頭の羽が逆立つだけ。


 「カローラ」の英語の意味は「花冠:ハナ-かんむり」だそうである。
 とすれば「コレーラ」は「羽根冠:ハネ-かんむり」になる。
 「羽冠」は「うかん」と読み、コッカツーなどのトサカだが、羽根冠は通常の羽根が立ち上がるという意味で使っている。

 この目玉の大きさはパワーを感じさせる。
 コレーラというバレエダンサーのもつであろう優雅さなどはどこにもない。
 カローラの世界ナンバ-ワン販売台数を誇る人気車のインテリジェンスもみあたらない。
 強いて言えば、小型ダンプといったところ。


 ● 目玉の大きい鳥、リトル・コレーラ。


 昔、「ダンプ・松本」という悪役の女子レスラーがいた。
 対する美人レスラーに「ミミ・萩原」がいた。
 その手でいくと「ダンプ・コレーラ 対 ミミ・ロゼーラ」になるか。
 半分、名前で遊んでいる。
 言い換えると、面白半分になれる、ダジャレがぴったり合う、そんな雰囲気を濃厚にもっている鳥ということである。



 ● マグパイ、レインボーとリトル・コレーラ。

 エサ台の王者はレインボーである。
 しかし、このレインボーがコレーラが振り向きざまの一瞥で、もうそれだけで、にらまれたカエルのように萎縮してしまう。
 レインボーにとって「こいつだけは別格だ」、そんな感じでエサ台の下をウロウロ。


 ● しかし中にはレインボー一族の名折れだとばかり果敢にアタックするヤツもいる。


 ちなみにコカツーは追い出された後、ハナから近寄ろうとしない。
 根っからの弱虫。
 「イヤな奴がやってきた」と、思っているのだろう。


 ● いやな奴、リトル・コレーラ。


 ところが最近、エサ台で奇異なことが起こっています。
 これまではレインボーとエサ台を分け合っていたコカツーですが、これにコレーラが加わったため、エサ台を追い出される度合いが非常に高くなってきました。

 そのためか、ときにあの弱虫のコカツーがコレーラに歯向かうケースが出てきたのです。


 ● 弱虫だって弱虫の意地がある。
   追い出しにかかったコレーラにはむかうコカツー。
   なんとも珍しい風景。


 ● リトル・コレーラにはむかうコカツー。

 いまのところ、2羽のコカツーを追い出しにかかったときに、コカツーは連携でコレーラに立ち向かっていくようです。
 では、それ以外のケースではどうなっていくのか。
 ちょっと見ものの昨今です。


 ● なかなか味のある鳥、リトル・コレーラ


 コカツーは声の悪さを除けば二枚目である。
 写真に撮って引き立つ器量をしている。
 写真に声は写らない。

 コレーラは役が一枚落ちる。
 三枚目であり、ブサイクである。
 見るに楽しめるツラはしていない。
 でも、三枚目の面白さは十分もっている。


 ● はじめの1羽を追い出しにかかるリトル・コレーラ。


 見慣れてくると妙に味のある気配を放っていることが分る。
 ペットで飼うなら、コカツーよりこっちの方が楽しいだろう。
 でも、なんとなく何をやらかすかわからないという不安がある。
 部屋の中をメチャクチャにされかねない、そう思える。
 なにしろ「ダンプ系の鳥」一番手だ。


 ● 写真を撮ってくれと催促するリトル・コレーラ。

 だんだん慣れてくると近くによっても逃げない。
 「写真を撮ってくれー」
 テラスまで寄ってきた。
 といっても、コカツーのように撮りたいという衝動は湧き上がらない。
 おざなりに撮った。
 「はい撮ったよ」
 「もっと」
 そんなにいらない。
 「またね」
 ちょっと損な鳥。


 ● 羽根を広げた写真をよく撮らしてくれる鳥


● コカツーやロゼーラとおなじく足を器用に使う鳥


 飼育されたリトル・コレーラのビデオがありました。
 まるで、じゃれる子猫ですね。
 面白いです、楽しんでください。


★ Messyparrot.com
http://www.messyparrot.com/Solo-my-Little-Corella.php
(中ごろの You Tube です)
<最近みたら、このビデオは削除されていました>

★ YouTube - Socks are EVIL!!
http://jp.youtube.com/watch?v=8vwy82Y3Oac


 ビデオを見るかぎりでは、ペットには間違いなく面白い鳥である。



 ● マグパイ、ロリキートとブラックダックと仲良くだが。

 リトル・コレーラはエサ台のエサのみでパンは食べないと思っていた。
 ロリキートにパンをやっていたときに、近くにやってきたので、パンをちぎって投げてやった。
 それに味をしめたか、最近は自らパン皿まで出向くようになった。
 とすると、ブラック・ダックとマグパイのバトルに、コレーラが割り込んでくるかもしれない。
 これは面白そうな展開が期待できる。



● 甘く見てはいけない鳥、リトル・コレーラ。

 ダンプ系ですので恐ろしいときもありますから要注意。
 攻撃に転じたリトル・コレーラのビデオをどうぞ。


★ Giant Bird Attack
http://jp.youtube.com/watch?v=C-vYX4Qo1hg&feature=related



● コレーラ兄弟
  上は手前がロングビルド・コレーラ、奥がリトル・コレーラ
  下はエサ台と左の3羽の計5羽がリトル、右の4羽がロングビルド。





● 望遠なしでここまで撮らしてくれるようになった鳥、リトル・コレーラ。


 「Wikipedia」は下記になります。
 日本語モードで「Little Corella」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。

★ Little Corella - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Little_Corella




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2008年6月12日木曜日

野鳥と遊ぶ:ロゼーラ


 ● ツガイのロゼーラ:窓ガラス越しに撮っています。


 野鳥と遊ぶ:ロゼーラ
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 「Rosella」、ワインの「ロゼ:rose」に、引き伸ばし音の「lla:-ラ」で、「ロゼーラ」。
 英名:Pale Headed Rosella:ペール・ヘデッド・ロゼーラ。

 「ロゼラ」という表記も多い。
 よって、検索ではロゼラとロゼーラの2つでやらないと全検索というわけにはいかない。
 Wikipediaの自動翻訳では「和名:ホオアオサメクサインコ」で出てくる。

 稿末のゴールドコースト観光局のホームページでは「ロゼーラ」となっていますので、これを採用しています。

 俗称「豹柄インコ」


 ● ペイル・ヘデッド・ロゼーラ

 引っ越してきた当初、よく来ていた鳥がこのロゼーラ。
 レインボーロリキートの向こうを張るほどにキレイなオウム。
 ビニールのエサ袋にはこの鳥が印刷されており、絶対に間違いのないエサの買い方ができた。
 だがこの鳥、ひじょうに警戒心が強い。
 人の姿が見えるとすぐに逃げてしまう。
 その残りのエサを鳩が食べてしまうので、だんだん来なくなった。


 ●ロゼーラ

 ところが最近はどういう風の吹き回しか、ちょくちょく顔を見せるようになり写真も撮らせてくれるようになった。
きっと、「私の美形をインターネットに載せてください」と要求しているのでないかと思っている。
 確かに「美形」だ。
 色を抑えた美しさだ。
 ガラーの桃色はちょっと気色が悪い。
 レインボーロリキートのカラフルさは、やりすぎ。
 コッカツーは黄色が僅かににじむ白色の単純色。
 グラビア四大鳥はそれぞれ、色彩の特徴を持っている。

 イメージとしての話だが、この鳥、女性系に属する。
 レインボーロリキートやコッカツーは男性系。
 ガラーは中性系である。


 ●ロゼーラ

 そのせいか、近くによって撮れる鳥ではない。
 僅かな身振りで、瞬時に逃げていってしまう。
 部屋の中から悟られないようにソーッツと、ガラス越しに。
 午前中は太陽の光が反射して、ガラスに室内が映ってしまう。
 その分、こちらの動作が見難いので、窓に近づくことができる。
 午後がいいのだが、注文通りには来てはくれない。
 フラッシュをたくと、写真のようにガラスに発光が白く写ってしまう。
 あくまで小さなデジカメでの撮影範囲のことである。


 ●ロゼーラ


 「ハニーイーター」の稿で載せた花を大きくしたのが、下の写真。
 ロゼーラがこの花を目当てに必ずやってくる。
 というのは、来たか来なかったかが明確に分かる方法で花を食べるからである。
 ハニーイーターとは「蜜を吸う」ということで「ミツスイ」と呼ばれるが、この鳥は花の蜜を食べるのである。

 写真でわかるようにこの花、針金のような花びらをもち、それがヤマアラシのように突き出ている。
 マイナーやハニーイーターは上手にクチバシを花芯に突っ込み蜜を吸う。
 ところがロゼーラはオウムのため、クチバシが丸く回り込んでいるため、先を突っ込んで蜜を吸うというようなことはできない。
 どうするか。



 ●針金のような花びらをもっている花で、横についているのがつぼみ。

 これが実に器用なのですね。
 足をまるで手のように使うのです。
 片足でしっかりと枝を握り、他の片足で花の根元をむしり採るのです。
 そのもぎり採った花を口先に持ってきて、丸いくちばしで針金のような花びらをすべておとし、最後に花の芯をむしゃむしゃと食べるのです。
 よって、ロゼーラの食べた花の下には、針金のような花びらが散乱していることになり、この鳥がきたことがひと目で分かってしまうのです。

 ということはどうなるか。
 この鳥がくると咲いている花のほとんどが落とされ、丸坊主になってしまう、ということです。
 ところが写真の木の花はこれでもかこれでもかというほどによく咲く花で、主に夏場に成長して、秋から冬を通して春まで、ほぼ咲いている。
 それも、今日丸坊主にされたかと思うと、翌日には多量の花をつけているといった具合なのです。
 実にスタミナのある木なのです。
 ロゼーラに似合った木の花といえるかもしれない。

 ●ロゼーラ:分かりにくいかもしれませんが、左足で花を掴んでいます。


 鳥の足の構造にはいろいろあるようです。
 枝をつかめないためプラバーは木の枝に止まれない。
 ところがロゼーラの足は人間の手の指のように曲がり、更に驚くべきことに膝の関節が動いて掴んだものを口先まで持ってこられるのです。
 人間にたとえれば、足の指で箸をもって食事ができるということになります。

 これは足というより、手といった方がいい。
 下記のサイトに写真があります。


★ Pale-headed Rosella
http://dl.id.au/g.php?i=180&g=top

 ●足を器用に使うロゼーラ


 ビデオでも見られます。

★ Pale headed rosella [58秒]
http://
jp.youtube.com/watch?v=RRnWY2bVjN8




 ●最近とみにエサ台にやってくるようになったロゼーラ。
  ということは、望遠さえあれば気軽にいい写真が撮れそうな鳥。


 普通のビデオはこちら。

★ Pale-headed Rosella (Platycercus adscitus) Filmed at Dayboro   [42秒]
http://video.google.com/videoplay?docid=1292986247576270874

★ Pale Headed Rosella  [61秒]
http://jp.youtube.com/watch?v=Z7vREJZty24



 ●ロゼーラ


 ●ロゼーラとブラックダック


 「Wikipedia」は下記になります。
 日本語モードで「Pale headed Rosella」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。

★ Pale Headed Rosella - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Pale-headed_Rosella





【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】

 5倍光学望遠のコンパクト・デジカメを購入しました。
 見事に拡大されたロゼーラを載せておきます。






 ● 5倍ズームで撮ったロゼーラ






【■ 補記:クリムソン・ロゼーラ】
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 なを、ロゼーラには「Crimson Rosella : クリムソン・ロゼーラ(あるいはクリムゾン・ロゼーラ)」という真っ赤な胴体に、真っ青な尻尾がさえている鳥がいる。
 和名「ヒラオインコ」、俗称「赤青(セキセイ)・ロゼーラ」。
 これは人になつきやすく、頭や肩、手のひらにも止まり、観光として餌付けも楽しまれている。
 その関係で単に「ロゼーラ」というと、この鳥をさす場合がある。

 ゴールドコースト観光局のホームページに出てくるロゼーラはこの鳥である。

★ ゴールドコースト観光局
http://www.verygc.jp/recommend/world_natural_h.html

★ ラミントン国立公園日帰りの旅:25today - オーストラリアの最新情報を提供 Powered by 日豪プレス
http://top.25today.com/column/minogase/2005/0508.php



〇 Crimson Rosella:[Wikipedia]より




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2008年6月9日月曜日

野鳥と遊ぶ:リトル・フライアーバード[&ノイジー・フライアーバード]


 ● リトル・フライアーバード
 

野鳥と遊ぶ:リトル・フライアーバード[&ノイジー・フライアーバード]
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 リビングの前の花の蜜を吸いにいろいろな鳥が来ます。

 いろいろな鳥が来るのだが、その全てを特定するということが、なかなかできない。
 写真でもうまく撮らせてくれるとわかりやすいのだが、部屋の中でちょっと動いただけで、敏感に察して逃げてしまう鳥もいる。

 例えば、マイナーより一回り大きく、クチバシは少し湾曲しており、背中はホワイトハニイーターと同じ草色で、胸は白で、首下から腹あたりに縦に黒く、目のまわりが真っ青な鳥がいる。
 マイナーとおなじく花の蜜を吸いにくるとともにパンも狙ってくる。
 ロリキートがいて近づけないときは、マイナーがとったパンを横取りすることもある。
 「目のまわりが真っ青」という圧倒的な特徴をもっているので、たやすく見つけだせていいはずなのだが、いまだにその名前を手持ちの図鑑の中からピックアップできないでいる。
 大きさ、生息領域、目のまわりの特徴、これだけで相当に絞りこめるはずなのだが。
 背中がホワイトハニイーターと同じ草色で、目のまわりが真っ青な鳥など、探してもいないのである。
 ツガイでくることもあるが、瞬時に逃げる足をもっており、じっくり観察することが難しい。
 マイナーの「黄目鳥」に対して、「青目鳥」と呼んでいるのだが。

 あるいは「Warblers:ウグイス科」の鳥。
 体長が10センチ前後、もうこうなると窓越しからでは詳細は認識できない。
 ホワイト・ハニーイーターですら14センチとある。
 「Weebill」という名の鳥は8センチで、最も小さい鳥とある。
 これらの鳥の飛ぶ姿は、鳥ではなくて蝶々のようにヒラヒラと舞っている感じに見える。


 マイナーほどの大きさで、クチバシの湾曲している鳥はそこそこやって来る。
 生息地域、マイナーほどの大きさ、ミツスイ、湾曲したクチバシ、胸が白いという条件で調べてみた。
 これはたやすく見つかった。

 「リトル・フライアーバード:Little Friarbird  和名:ヒメハゲミツスイ」という鳥である。
 「Friarbird」は「ハゲミツスイ」とある。
 ミツスイの前についている「ハゲ」とはなんだろう。
 ちなみに、「Friar」とはカソリックの「托鉢修道士」と辞書には出ている。
 修道士は「ハゲ」と呼ばれていたのであろうか。



 ● リトル・フライアーバード:[Wikipedia]より


 「ハニーイーター」と名のつく鳥は山のように出てくる。
 ところが「フライアーバード」は4種類だけで、そのうち東海岸沿いに広く分布するのは、「リトル」と「ノイジー」という2種類である。
 「リトル」と「ノイジー」では、どう考えてみても手抜きの名前としか思えない。

 「リトル」といえば、この「野鳥とあそぶ」には約三十種ほどの鳥の名前が出てくるが、その3つにリトルが付けられている。
 一割に当たる。
 鳥には膨大な種類があるが、その10%に同じ名前がつけられているというのはいささか安易である。
 どうも、その種の一番体の小さい鳥は皆リトルにしているように思える。

 日本でも小鳥とか小鳩とか小雀とかいうが、鳥自体の名前にそのまま「小:リトル」を付けることは珍しいのではないだろうか。
 ただ、分類が終わったあと、新たな種が見つかって旧種と区別するための「小」を付けることはあるかもしれない。
 前に出た「まだらコキジ鳩」は「マダラ小きじ鳩」かもしれないので、あまり強くはいえないが。


 また、「ノイジー」というと、この花の盟主「ノイジー・マイナー」を連想してしまう名前だが、ただ「うるさい」というだけで、いかにもいい加減な名付け方である。

 面白いのはこの2種類の「ノイジー」は、ほぼ生息地が重複している。
 ということは、この名付けをした人が、マイナーやフライアーバードのさえずりに「ええ、うるせいな」と思い、生息地も同じなので一緒に「ノイジー」にしてしまえ、といって付けた可能性もある。
 もしそうなら、なんというお手軽な命名。
 まあ、そこいらじゅうにいる珍しい鳥でもないとなれば、そうなるのかもしれないが。


 ところでリトル・フライアーバードだが、困ったことに話題がない。
 窓ガラスの向こうで花の蜜を吸うのを見ているだけであり、サッシに近寄るとすぐに逃げてしまう。

 ホームページでお茶を濁そうとして検索してみたが、これも当てが外れた。
 この鳥の印象を書き込んだ日本語の個人サイトは一つもみつからない。
「いた」「見た」というのはあるが、この鳥に関する「感想・エピソード」となると、まったくない。
 かく言う私にもないのだから、いたしかたない。
 日本語サイトがないということは、日本人にとってはあまりポピラーな鳥ではないということであろう。

 ならば Wikipedia でと思って、これを見たらわずかに3行。
 至極簡単な説明で終わっている。
 訳しておきます。

 「リトル・フライアーバードはフライアーバードと呼ばれるオーストラリアの大型のハニーイーターの種の中で最も小さな鳥です。
 オーストラリア東部からニューギニア南部の森林に主に生息しています。
 リトル・フライアーバードはその体の小ささと、クチバシにコブがないことで見分けることができます。」

 ウソだろうと思うが、たったこれだけ。


 でも写真は充実している。下のサイトがまとまっています。

★ Little Friarbird
http://www.mdahlem.net/birds/18/litfriar.php


● リトル・フライアーバード



 ちなみに、ビデオの映像も見つからない。
 写真もそこそこあり、住宅地の庭にやって来る鳥であり、ビデオはあって当たり前だと思うのだが。
 地元人にとって、ビデオを撮る価値もない鳥だということか。
 それでは、あまりにさびしい鳥になる。



 ● リトル・フライアーバード


 と、書いたあとやっと見つけたビデオ、それがたった「5秒」。
 見つからないわけである。

 下記のサイトでどうぞ。

★ Philemon citreogularis - Little Friarbird
http://ibc.hbw.com/ibc/phtml/votacio.phtml?idVideo=21834



 「Wikipedia」は下記になります。すでに訳了していますが参考までにあげておきます。
 日本語モードで「Little Friarbird」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。

★ Little Friarbird - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Little_Friarbird





【■ 補記:ノイジー・フライアーバード】
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 ノイジー・マイナーと生息地域が上手に重複しているフライアーバード。
 雑木林で2,3度みかけた。
 じっくり見たのは、モートン島という「イルカの餌付け」で有名な島の宿舎の前。
 クチバシの上に銃星がついているような感じで、ちょっと不気味。
 島は違いますが、同じような経験をされた方のサイトから。


★ オーストラリアの鳥と動物2008 29 - JOY TO THE NATURE
http://blogs.yahoo.co.jp/tama97booma/35868967.html

 オーストラリア:フレイザー島
 突然目の前に飛んできて、凄い声で鳴き始めました。
 姿も不気味で、今回の旅で最もインパクトがあった鳥。

(☆:このサイトは閉頁されたようです)



 〇 Noisy Friarbird:[Wikipedia]より



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2008年6月5日木曜日

野鳥と遊ぶ:ホワイト&ブラウン・ハニーイーター


 ● 上 ホワイトネープド・ハニーイーター
 ● 中 ホワイトスローテッド・ハニーイーター
 ● 下 ブラウン・ハニーイーター
   :すべて[Wikipedia]より  
 

 野鳥と遊ぶ:ホワイト・ハニーイーター&ブラウン・ハニーイーター
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 写真はリビングの前にある木で、リビングからガラス越しに撮ったものです。
 残念なことに今はシーズンでないのでチラホラですが、最盛期には大量の赤い花で見事におおわれます。

 ということは、リビングから鳥たちがついばむのを観察できるという好条件に恵まれています。
 でも、写真はなかなかとれません。
 望遠一眼レフなどをリビングにセットして、鳥がきたらシャッターを押すといったことでもやればいいのだが、残念なことにカメラ趣味はないし、さほどに気長ではない。

 この花の蜜を求めてくるのがハニーイーター。
 盟主はその数で他を圧倒する「ノイジー・マイナー」。
 これは、すでにとりあげましたので、ここではそれ以外のハニーイーターを見てみます。


 ●この木の花の蜜を吸いにいろいろな鳥がくる。
  写真はマイナーが来ているところ。
 左右端の黒線はサッシの縦枠になります。


 ハニーイーターはひじょうに種類が多い。
 まずは「ホワイト・ハニーイーター」。
 この鳥には「White-naped Honeyeater」と「White-throated Honeyeater」の2種類がある。
 写真で見比べてください。

 「ホワイトネープド・ハニーイーター   和名:ハチマキミツスイ    」は、目の回りが赤い。
 「ホワイトスローテッド・ハニーイーター 和名:ノドジロハチマキミツスイ」は、目の回りが白い。
 ところが、「ホワイトネープド」には赤目のほかに白目もいる。
 赤目系は東部地域に生息し、白目系は西部地域に生息するとされている。

 この2種は大きさが同じで、外見も同じ、さらにここは生息地が重複する地域にも当たっている。
 ということは、もし白目のネープドがいたら、スローテッドと同じに見えることになる。
 スローテドの「ノドジロ:喉白」と言っても胸の部分は白いので何がどう違うのか分からないし、小さな差異では遠くからはまったく区別はつかない。
 後述のビデオで「東型:Eastern form」とあるのは赤目系、「西型:Western form」とあるのは白目系になります。
 ところがありがたいことに、ここは東部地域になり赤目鳥系の領域になりですので、区別が容易になります。

 よってこの「ホワイトネープド」と「ホワイトスローテッド」の2種類は、大雑把には目の色で区別できるということになる。
 とはいうものの、小さな鳥の目の色を遠くから判断するのは至難の業。

 学術的な特別の区分けが必要でなく、素人趣味の「野鳥とあそぶ」くらいなら、White-系のハニーイーターは合わせて「ホワイト・ハニーイーター」でいいのではないかと思っています。

 ハニー・イーターとは木々の花蜜を吸う鳥という意味で「ミツスイ」と言われていますが、その名のとおり尖ったくちばしを花に突っ込み蜜を吸う。
 マイナーもミツスイ科の鳥、すなわちハニーイーターであるが、ホワイト・ハニーイーターの倍ほどあるのでひじょうに分かりやすく、写真で見るように蜜を吸う姿を間近かで観察することができる。

 ところがこのホワイト・ハニーイーターはスズメよりも小さいので、枝と枝の間に隠れてしまい、なかなか全体の姿を見るのが難しい。



 ● ブラウン・ハニーイーター
   花の大きさと比較してみてください。
   いかにこの鳥が小さいかがわかります、花に隠れてしまうほどです。
   室内からでは、この程度で目一杯、よく撮れたと思うほど。

 似たような鳥に「ブラウン・ハニーイーター: Brown Honeyeater」という鳥がいる。
 ホワイトよりもさらにスリムで薄い茶色のようなの羽根をもっており、大きさも同じなため、これも枝葉に埋もれて確認しにくい。
 だが、明確に違うところが一箇所ある。
 クチバシである。
 ホワイトは短いが、この鳥は長く大きく弓なりに湾曲している。
 蜜を吸うときはこのクチバシが見えるので、ホワイトかブラウンかの見分けはすぐつく。

 残念なことだが、ガラス窓を通しての距離で撮るかぎり、この3種のハニイーターはほとんど写真の映像として得ることはできない。
 何度か試みているが、あまりに小さすぎ、かつ枝葉の後ろになってしまい写真に撮ることが難しい。
 なんとか撮れてこの程度、窓ガラス越しの距離ではこれで目いっぱいである。


 ホワイト・ハニーイーターの際立った特徴、「自分で死んでしまう」こと。
 エッツ、と思われるでしょう。
 こういうことです。
 何かに驚いて逃げ出すとき、窓ガラスにぶち当たる。
 「ドンー」
 2、3時間して、窓下にいってみると、アリがたかっている。
 ガラスにぶち当たった衝撃で死んでしまったのだ。
 首の骨でも折ってしまったのだろう。
 かわいそうなことこの上ない。
 埋めてやる。

 グリーンロリキートもしばしばこの反対側になるテラスのガラスにぶち当たる。
 音がしたのですぐに見てみるが、鳥の姿はない。
 ぶち当たっただけで、また体勢を戻して飛んでいってしまったのであろう。
 自分の力で死んでしまうとは、どういうことだろう。
 あまり聞いたことがないのだが。

 「ドンー」と音がした。
 今度はすぐに見てみる。
 窓の下に転がっていた。
 拾い上げて手のひらの中に入れておいた。
 しばらくして気がついたとみえ、もそもそと動いてすかさず飛んでいった。
 脳震盪を起こしただけであった。

 「ドンー」と音がした。
 同じようにハニーイーターを拾う。
 しばらく手に入れておいたが、まるで動かない。
 テーブルの上に置いておいた。
 1時間ほど見ていたが、ついに目が覚めなかった。
 自力で死んでしまったのだ。

 埋めてやる。
 数日たって、どうなっているかと掘り返してみた。
 死体がない。
 アリのえさになった形跡もない。アリなら羽根は残っていてもいいはずだが。
 掘り返すとき、犬やネコが先に取り出しただろうかと注意したが、そのような痕跡はなかったように思うが。
 羽根ごと地中に溶けてしまったのだろうか。


 下記の写真はバードウオッチングのガイドをされている方のホームページから拝借しています。
 他にもバードウオッチングで得られたいろいろな鳥のすばらしい写真が数々載っています。


★ ケアンズバードウォッチング

http://cairns.nu/home/2007/09/post_529.html
 ハチマキミツスイの給餌の瞬間。最低だ。
 こんなシャッターチャンス2度とないのに、コンパクトデジカメがマクロモードとか変な設定になってたからブレブレ。悔しい。
 被写体までの距離は30cmくらいだったかな。悔しい~!
 ヒナは体長10cm程度。地上近くの薮で、ずっと親鳥を待ってた。
 英名:White-naped Honeyeater

 ●ホワイト・ハニーイーターとブラウン・ハニーイーター

http://cairns.nu/home/2008/03/post_678.html
 オーストラリアの幅い広い地域に分布するサメイロミツスイ。
 ケアンズでも、最も普通に見かけるミツスイの一つ。
 この子も町なかの植え込みにいて、・・・
 昼休みにご飯を買いに行くついでに(いないかな?)と300mmとカメラを持って出て思惑通り撮り直した写真です。
 それくらい身近にいる。
 でも「12cm~」とかなり小型で色彩も地味なので、興味の無い人の眼にはなかなか映っていないかもしれない。
 英名:Brown honeyeater (どう見てもブラウンではないが...)



 もう一つ。
 鹿の子雀でも援用させていただいたサイトですが、その「12cm~」というブラウン・ハニーイーターの大きさが手と比べられてひじょうに分かりやすいです。


★ 「Darwinな日々」: Brown Honeyeater
http://fukumiku.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/brown_honeyeate.html

 英名:Brown Honeyeater
 和名:サメイロミツスイ

 かなりの種類がいるミツスイの中でも、よく目にしてたのがこのサメイロミツスイでした。
 目元の黄色がポイントかな。
 和名の「サメイロ」は「鮫色」と書くようですが、いわゆる灰色のことみたいですね。
 地は灰色かもしれませんが、背中部分には黄色(黄緑?)が入っているのであまり灰色っぽくは見えませんよね。。。
 Brownという英名にもイマイチ納得いきませんが。
 他に特徴なかったのかよ!と突っ込みたくなります。
 さて、皆様気になるのは「手に乗ってる!」ってことだと思います。野生の鳥が警戒心無く手に乗ってくる!?なんてことは残念ながら無く、捕獲したこの子を放そうとしたらしばらく手に留まったままになっただけなんです。あは。
 最近鳥ばかりですが、その辺は気にしないでください。
 鳥が好きな上に鳥の調査してたので、写真も多いんです。。。

(☆:このサイトは閉頁されたようです)



 ビデオは下記です。
 同じように小さい鳥ですので、枝葉の中に埋もれているといった感じです。


★ White-naped Honeyeater (Melithreptus lunatus) Eastern form Video - 24 Jan 2007:赤目
http://wildlife.vodpod.com/video/4536-white-naped-honeyeater-melithreptus-lunatus-eastern-form?c=VideoCategory.314
★ White-naped Honeyeater (Melithreptus lunatus) Western form Video - 23 Jan 2007:白目
http://wildlife.vodpod.com/video/4605-white-naped-honeyeater-melithreptus-lunatus-western-form
★ White-naped Honeyeater (Melithreptus lunatus) - [11秒]:赤目
http://video.google.com/videoplay?docid=8186834899487479181

★ White-throated Honeyeater nestlings [43秒]
http://wildlife.vodpod.com/video/139828-white-throated-honeyeater-nestlings

★ Brown Honeyeater (Lichmera indinsticta) [28秒]
http://video.google.com/videoplay?docid=6041993514090800304



 「Wikipedia」は下記になります。
 日本語モードで各々の鳥の名前を半角英字で入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリックすると「拡大」できます。

★ White-Naped Honeyeater - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/White-naped_Honeyeater

★ White-throated Honeyeater - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/White-throated_Honeyeater

★ Brown Honeyeater - Wikipedia, the free encyclopedia [このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Brown_Honeyeater




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2008年6月2日月曜日

野鳥と遊ぶ:クレステッド・ピジョン(タテガミ鳩)


● タテガミバト
 


 野鳥と遊ぶ:クレステッド・ピジョン(タテガミ鳩)
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 あちこちに普通にいる鳩の話。

 「タテガミ」が特徴の鳩がいる。
 最初のうちは「タテガミなし」と一緒であった。
 ツガイかと思っていたが、そのうちタテガミなしが消えていなくなり、このタテガミだけが残った。
 調べてみたら、外形はオスメス一緒ということであるから、タテガミなしは別種の鳩ということになる。

 ではこのタテガミなしは何んという鳩だろうと検索してみた。
 クビの周りにウロコのようなキラキラ模様を持っているのが特徴の鳩。
 「マダラコキジバト」といい、「キジ鳩」の種類という。

 タテガミが追い回すので、ツガイだと思っていたときは求愛行動だと思っていた。
 どうもそうではなく、テリトリー確保の攻撃のようであった。
 それに負けて、キジ鳩の方はたまに姿を見せる程度になってしまった、ということのようである。


 まずは、「タテガミ鳩」、別名「トサカ鳩」。
 英名「クレステッド・ピジョン:Crested Pigeon」。
 「連雀鳩:レンジャクバト」とも呼ばれる。

 ショップで売っている小鳥用のビニール袋に入った鳥餌の花の実や種をエサ台にまくと、肝心の鳥がくる前にこの鳩が食べてしまう。
 また、コカツーを追い出して占領したエサ台のロリキートに、エサを求めて果敢にも割り込みを繰り返すことがある。
 しかし、その度にレインボーに追い出されてしまい、成功して協食している光景をみたことはない。

 買い餌は通常、2種類。
 ヒマワリの種と花の実や種。
 ヒマワリの種はコカツー用、マグパイやコレーラも食べる。
 花の実は小さな鳥用、鹿の子雀、ロゼーラ、鳩、など。
 ときどき、この2種類を混ぜておく。

 エサはこれに水に浸したパンが加わって、合わせて3種類になる。
 レインボーは何でも食べる。

 しかし、この鳩は水の中のパンを食べることはしない。
 水の上に出ているパンをついばむだけ。
 皿のまわりを回って外にこぼれたロリキートの食べ残しを拾っている。

 鳩のイメージとして平和な鳥なのだろう、あのマグパイのようなしつこさはない。
 それに食べる量もマグパイほどではないので、ほっておいても特に害にはならない。
 街中なら害になるのはその糞であるが、ここは住宅地である。
 ために、完全に無視してしてしまう鳥、無視されてしまう鳥になってしまう。

 ツガイでいるときは求愛行動であろうか、お尻をもちゃげてシッポを垂直に扇形にヒューヒューと繰り返し何回も広げる。
 なかなかお見事。
 これが行動時の特徴。
 尻尾を扇形に広げる鳥は、ここではワグテールとこの鳩だけである。
 ワグテールはツガイで行動することはないようなので、求愛とは無関係に気分によって広げるようだ。

 トサカが立っているところから俗称「モヒカン鳩」といわれている。
 小さいころ、アメリカインデイアンの滅びゆく種族を書いた本、「モヒカン族の最後」の絵本を涙を流して読んだことがある。
 「モヒカン」とはこの小説からきたと思うが、この鳥とはまるで関係のない話。


● タテガミバトとブラック・ダック



★ トサカのある鳩  オーストラリアでのナチュラルライフ
http://ameblo.jp/byronbay-jp/entry-10036038244.html

 トサカのある鳩。
 こちらの鳩はオーストラリア産の鳩だそうで、日本の鳩よりちょっとスリム?な感じ。
 一番の特徴はと言うと・・・、頭にトサカがあるのです。

 名前は:Crested Pigeon、訳:トサカのある鳩
 そのまんまです。
 この頭のトサカがチャームポイントになってるのか?
 日本では鳩が可愛いとは感じなかったのですが、このハトを見かけると可愛い・・・と思えるので不思議です。

 町中をお散歩してると良く見かけるのですが、今回はなんと我が家の駐車場をウロウロしてるのを目撃。
 たまたまなのかなぁ・・・
 と思っていたら、毎日のように現れるように。。
 そしてよっく観察してみると・・・・
 小さな小枝などを運んでる様子♪
 どうやらツガイで近所に巣を作ってるようなのです。
 日に日に冬らしい天候になってきて、朝晩はほんっとに寒くなりました・・・・
 鳩さん達が立派な巣を作って無事に冬を越してくれますように。



 エサ台にコレーラがやってきた。
 タテガミ鳩が2度3度と盛んにアタックをかけるが、まるでダメ。
 ちなみに、この鳩がアタックかけてエサ台の他の鳥を追い出したのを見たことがない。
 なんともヒ弱な鳥、というより平和な鳥。
 他の鳥との関係に特徴がないため、どうしても無視されてしまう鳥になる。


 ● リトル・コレーラとタテガミバト





【☆☆☆ 追稿:11月以降 ☆☆☆】

 5倍光学望遠のコンパクト・デジカメを購入しました。
 それで撮ったタテガミバトの動き。




 ● リトル・コレーラに追い出されるシーンを

 次はロングビルト・コレーラのエサ台にアタックする。

 




 ● ロングビルド・コレーラとタテガミバト

 でも、ダメ。
 やっぱり追い出された。


● それでもこりずに後ろからそーっと


● また追い出される。
  やはりダンプ系の鳥は強い。鳩はやさしい。




● アラ、珍しい。レインボーが追い出しをかけないとは。
  そうか、エサがなくなっている。
  ということは、タテガミは残飯整理人ということになる。




● いえいえ、昨今は鳥民主義の流れで、ハトにも権利はあるのです。


 面白い写真が撮れました。


● タテガミがエサ台にやってきた。


● レインボーと仲良く。


● そこへロングビルドが乱入する。


● しめしめと思ってエサ台をみる。


● アレ!よくよく見ると肝心のエサがない。
  「おい、どうしてくれる。」



 なを、マグパイはエサ台のタテガミを追い出すだけでなく、歩いているタテガミを追い回す。
 タテガミにとって、マグパイはいやな天敵になりつつあるようだ。

 電線に止まっている形は絵になる。
 緑の草花がまるで似合わない鳥だが、空に対しては突き出たタテガミが、ピタリと何もない空間に刺し込まれたようにフィットする。


ビデオはこちら。

★ Crested Pigeon (Geophaps lophotes)
http://video.google.com/videoplay?docid=8860641724897441318&q=&hl=en



 「Wikipedia」は下記になります。
 日本語モードで「Crested Pigeon」と入力し、下の記事が検索されたら[このページを訳す]をクリックしてください、日本語訳版になります。Wikipediaの写真はクリック すると「拡大」できます。

★ Crested Pigeon - Wikipedia, the free encyclopedia [ このページを訳す]
http://en.wikipedia.org/wiki/Crested_Pigeon







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